インビザラインのステータスと治療の質について

インビザラインのステータスについて

インビザラインでは症例数が多いクリニックには

ステータスという認定証が与えられます。　
多い方が抜歯症例や難症例が得意であったり、

安心感があるといったようなリードがありますが、

一概にはそうは言えないという話をしたいと思います。

前提
まず前提として、インビザラインの経験値が少ない

クリニックよりは多いクリニックの方が

間違いなく安心だと思います。

インビザライン特有の使い方、動きがありますから、

経験している症例数が多いほど

知識、技術も高い傾向にあります。
またワイヤー矯正によってリカバリーできると

尚良いですね。
　
本題
本題に入ります。

ステータスが高い（症例数が多い）ケースとして、

法人で１つのアカウントを使っており、

複数の医院の合計であることが多いです。
複数のクリニックでアカウントを共有している為、

症例数は増加します。
ただし、診察を行ったドクターとクリンチェックという

シュミレーションを作るドクターが異なるケース

もあるでしょう。
美しい症例は、診療を行ったドクターが、治療計画まで

担当していなければ不可能だと思います。
実際に僕が見てほぼ全ての症例が素晴らしいと思った先生は治療工程の全てを1人でやられています。

シュミレーションを作っていて思うのは、

他の診療やクリニックの運営などもしながら

1人1人の患者さんのシュミレーションを作る数には

限界があるということです。
数で言うと月5件で十分な時間確保ができ、

10-20件ではシビアな印象です。
つまり、年間50-150症例ぐらいが適正値だと言えます。
（生きている時間のほぼ全てを矯正に割けば

もっと増やせるかもしれませんが、そのような先生、

クリニックは見たことはありません）

【ダイヤモンド】以上は法人であったり、ドクターや

他の人員が複数絡んでいる可能性が高く

精度が落ちるのではと思います。

個人的にオススメできるのは1人の先生が

最後まで診てくれる、年間150症例未満の

適正な患者さんの数のクリニックです。

つまり、【ゴールド】【プラチナ】ステータスあたりの

先生が個人的に好感が持てます。

まとめ

矯正治療はどこでやっても同じではありません。

特にマウスピース矯正のインビザラインに関しては教科書や参考書もまだ未熟です。

症例数は確かに１つの指標となり得ます。

しかし、過信しすぎず、参考程度にお考え下さい。
webでの検索だけでは良いクリニックなのかは

正直分かりません。
カウンセリングに行き、クリニックの雰囲気、ドクター

の雰囲気などご自身の感覚を信じて下さい。